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2022.5.9院長ブログ

「冷え性の原因」をわかりやすく解説します!!

 

冷え性とは・・・・
血流が悪くなることで起きてしまう症状の一つです。
血行が悪くなると身体に必要な酸素・栄養素が行き届かなくなってしまい、蓄積されている老廃物も排出されなくなります。そのため、冷え性になると色々な不調が現れやすくなります。

1.冷え性の原因

冷え性には色々な原因は人により様々ですが、一般的には下記のようなものが考えられます。

❐毛細血管の減少

ヒトは老化により45歳を越えると急激に毛細血管が減少してしまいます。
血行が悪くなることで血液が毛細血管に流れなくなってしまうのが原因です。血管が収縮することによって、手足が冷えてしまいます。手足は心臓に遠い位置にある上に、身体が重要な臓器のある胴体や脳へ血行を確保しようと働くのでどうしても手足が後回しにされやすくなります。

❐筋力の低下

運動不足が続いてしまうと筋肉が劣れてしまい、血行が悪化します。特にふくらはぎには血液を心臓に戻すためのポンプとして機能しています。ふくらはぎの筋肉が落ちてしまうとポンプ機能も衰えてしまいます。

年齢と共に多忙により、習慣的に運動する時間も減り、また移動手段も車や電車を多用するため歩くなどの基本的に運動少なくなります。またコロナ禍で在宅ワークが仕事の中心となった方1日中自宅から出ない日々が続く場合もあるため、運動不足に拍車がかかる傾向にあります。

❐基礎代謝の低下

生命活動を行うのに欠かせない、必要最低限のエネルギーを「基礎代謝」といいます。基礎代謝が低くなると体温が低くなり、冷え症が起きやすくなります。

この基礎代謝も毛細血管の減少と関係しており、血管からの栄養素の運搬と老廃物の除去が滞るために起こります。

❐鉄分の不足

鉄分不足は生理のある女性がなりやすいです。月経の際に排出される経血の量は、1回の月経期間で20~140mLと言われています。また、過度なダイエットなどが原因で鉄分不足に陥ってしまい、冷え症を引き起こしてしまいます。鉄分不足は冷え症だけではなく、体調不良や倦怠感なども発生します。

 

鉄分が多く含まれている食べ物
・煮干し ・レバー  ・ビーフジャーキー ・貝類・ナッツなど

 

❐ストレス

ストレスには精神的、肉体的と両方が緊張状態を継続させ、血行不良が起こしやすい状態になります。過度に続くストレス状態は自律神経が乱れ、冷え性だけでなく大きな病気への引き金となります。特に職場環境の良好かどうかはストレス大きく関係します。

❐自律神経の乱れ

身体の体温をコントロールしているのは自律神経です。近年はエアコンなどの影響で季節関係なく、快適に室内で過ごせるようになった結果、気温に対する感覚が鈍くなり、自律神経が乱れやすくなりました。

また、腸の運動も自律神経によって左右されものです。そのため自律神経が乱れると下痢・便秘も起きやすくなり、基礎代謝も低下してしまい、冷え症へ繋がってしまいます。

❐喫煙

喫煙習慣があると血管が急に収縮することが多くなるので、冷え症だけでなくガンや糖尿病などの大きな病気の要因となります。

近年では男性が27%女性が7.5%と禁煙率は減少傾向にありますが、それでも男性では40代、女性では50代と齢の高い層の喫煙率は未だ高い傾向にあります。

昨今電子タバコなどの「煙の少ない」「ニコチン・タール少なめ」などの機能性の高い商品もありますが、どの商品でも煙草は「百害あって一利なし」なので出来れば早めに止める事をおすすめしたいです。

2.冷え性は女性に起こりやすい

❐男性に比べて筋肉が少ない

女性は男性に比べて筋肉量が少なく、脂肪が多いという特徴を持っています。筋肉は体温の上昇にとても大きな役割を果たしていますので、筋肉が少ないと冷えやすくなります。

加えて女性には冷えてしまうと温まりにくい性質を持つ脂肪が多いため、冷えが起こりやすいのです。

❐ホルモンバランスの影響

女性の腹部には卵巣や子宮があり、腹部の血流が悪くなります。内臓が冷えることによる冷え症をおこします。

また、月経時の血液不足によって手足などの末梢まで血液がいきわたらなくなり熱が届きにくくなるので冷えの症状が出ます。

さらに、ホルモンバランスが変わると自律神経が乱れ、冷えやすくなります。そのため、更年期に冷えが現れる女性も多いのです。

❐スカートなどの着衣の影響

寒い場所でのスカート着用による下半身の冷えや、締め付ける下着や衣類の着用による締め付けも血行を悪くするため冷えがおこります。 これらが女性に冷えが多い原因になっています。

3.冷え性の対処方法

❐入浴・半身浴

できれば毎日、ぬるめのお湯にじっくり浸かって、汗ばむくらいまで温まってください。少し長めにお湯につかると副交感神経が優位となり血管が拡がり、血行が良くなります。また入浴後は冷えはじめる前に温かい格好に着替えて下さい。身浴も効果的ですが、できるだけ肩まで浸かる全身浴をおすすめします。

❐運動

運動している時にも全身の血行は改善、筋力がアップすることで血行も改善します。

血行が良くなると酸素と栄養素が全身に行きわたって老廃物の排出もスムーズになり、新陳代謝が促進し、体温も高くなって基礎代謝もアップします。

ハードな運動よりは、ウォーキングやヨガなどの軽い運動を継続して行なうほうが最終的に効果は上がります。

短期間の運動より長期にできる運動をおすすめします。そのための環境作りが一番大事になります。

❐飲み物

東洋医学では、食品を「陽性(身体を温めるもの)」「陰性(身体を冷やすもの)」、そして、どちらでもない「中性」の3種類に分類しています。冷え性の患者さまには、「陽性」の飲み物を摂取することを推奨します。

身体を温める飲み物
紅茶、ほうじ茶、ウーロン茶、 ココア、生姜湯など

身体を冷やす飲み物
コーヒーや緑茶、ジュース、牛乳、水、アルコール類など

ポイント!!

「暑い国」で穫れる食物は「身体を冷やす」
「寒い国」「発酵食品」は「身体を温める」と覚えておくと良いでしょう!!

 

❐マッサージ

マッサージを行うと、血行が良くなり、肩こりや疲れ、倦怠感が取れやすくなります。体温が上がるため、最低でも月1回はマッサージする習慣作りをしましょう。

特に血流をよくするためには深層筋にアプローチする施術が効果を発揮します。特にオイルを使ったディープティシューマッサージやストレッチの要素が多く取り入れた整体などがおすすめです

❐呼吸

腹式呼吸を行うと副交感神経が働いたり基礎代謝がアップしたりします。お腹に空気を少しずつ送るようにイメージしながら、ゆっくり息を吸っていき、吸う時より時間をかけて息を吐きだしてみましょう。1日5分だけ行ってみるのも良いでしょう。

またこの機会にヨガなどをはじめてみるのも良いでしょう。ヨガは深い呼吸を継続しながら体感を中心に行なう運動ですので冷え性にとても効果があると言えるでしょう。

 

女性の3人に1人は冷え性と言われており、とくに40代を過ぎると症状が辛くなっていきます。日常生活の中でまずは気軽にはじめる事ができる習慣をおすすめします。

 

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